00ウィザードアークのまとめ
ウィザードアーク(Hasbro名:Arc Wizard)は、2025年3月29日に日本で発売された、重さ35.6 gのCXブレードです。
ウィザードアークはうれしい驚きでした。ヘビーとウィールは、それまで見込みがないと思われていたメインブレードの可能性を解き放ってくれましたが、アークはその代表例のひとつです。
正しいパーツと組み合わせれば、守り、押し出し、カウンターを決めるという万能なスタイルをとても優雅に発揮できます。競技シーンの強豪相手にかなりの接戦を繰り広げる姿は、もはや魔法のようにさえ見えます。
とはいえ、その鍵になるパーツが手に入らないとできることはほとんどありません。でもちょうどいいバランスを見つけられれば、ウィザードアークはとても楽しくて実力のあるベイになり、相手を驚かせる隠し玉になってくれます
01神話・モチーフ
ウィザードアークは魔法使いという存在をモチーフにしています。隠された知識を極め、目に見えない力を操り、力任せではなく知性で戦う——多くの文化に繰り返し登場する原型です。
02概要
この解説の対象パーツ: Arc
ウィザードアークは、弓のような形をした長い金属の2つの分割に分かれています。正面から見ると2つの弓がそのまま武器の形になっていて、プラスチックのデザインに入った4本の矢がそれを補い、弓使い/魔法使いというテーマを強めています。
一方、横から見ると分割にはカーブがあり、細長い弓の幾何学的なシルエットを作り出します。ここでもまた「アーク」という名前を強調しています。
それぞれの弓の始まりははっきりしたフックの形になっていて、攻撃時のおもな接触点として働きます。
下側を見ると、金属にはいくつもの穴が空いています。重さを外周に寄せてスタミナを高めようとしているからです。ただ、この穴は左右対称にバランスが取れておらず、重さのかたよりが生まれるため、うまく位置を合わせないと不安定になることがあります。それでも、パーツの向きをきちんと合わせれば回転時間はBX/UXの平均に届きます。これだけ軽いCXとしては見事なことです。
03実戦性能
この解説の対象パーツ: Arc
ウィザードアークは、ぱっと見た印象よりもかなり万能です。メタルのアーチが長くなめらかな斜面を作り、それがプラスチックの傾斜とつながって、とても滑らかな上面になっています。
そのおかげで反動が少なく、打撃をとても効果的に受け流せます。さらに薄さと傾斜も相まって、下から当てれば相手の体勢を崩し、軌道を大きく逸らして目立って暴れさせることができます。とくにアグレッシブで凹凸のあるベイに対して有効で、ディフェンス面で見どころのある持ち味になっています。
スタミナは最高とは言えませんが、反動が少ないおかげでバトル中もおおむね温存できます。もっと重くて攻撃的な相手にフックを直接叩かれた場合だけは大きなダメージを受けることがありますが、それほど頻繁に起きることではありませんし、その場合はお互いにかなりのダメージを負います。
そしてこの正面のフックには、かなりの押し出す力が秘められています。とくにヘビーのようなアシストブレードと組み合わせたときは、メタルの位置がぴったり揃って打撃力が最大になります。おかげで、重さのわりに悪くないスタミナを保ちながら、安定して押し出せるようになります。
おまけにカウンターディフェンスでも驚くほどよく働きます。押されやすい性質を逆手に取って、受けた打撃で跳ね返ってより強い勢いで戻ったり、相手から遠くへ弾き飛ばされて攻撃をかわしたりして、相手の攻めのリズムを崩せます。
それでも最大の弱点はやはり軽さで、CXラインの構造的な不利も重なって、とても押されやすくノックアウトされやすくなっています。ただ、ヘビーやウィールに頼れば、アグレッシブなベイを苦しめられるくらいの安定感には届きますし、押し出す力と、細いフックがラチェットに届いてバーストを狙えることのおかげで、置き型相手にもチャンスが生まれます。
もう一つ考えておきたいのがバランスです。僕自身の経験では大きな問題は出ませんでした。とくにヘビーを使うとかなり安定します。とはいえ、ほかのウィザードアークの個体では同じようにバランスが取れないという例も見てきました。ですから、できるかぎり良い組み付けを見つけることが、スタミナを引き出して、バランスの崩れが性能を台無しにするのを防ぐ鍵になります。
ウィザードアークは、CXシステムならではの高さを背負っていなければ、もっとずっと輝いていたはずです。それでも、低くして安定させてくれるラチェットとビットを合わせれば、アグレッシブさとディフェンスのバランスがとても良いブレードです。
04使い方
この解説の対象パーツ: Arc
低く、ステーショナリーで重いコンボで、グリップと傾きの良いビットと合わせます。相手の攻撃を待って、上側の傾斜のおかげで跳ね返すことができます。
低いコンボで、グリップの良い攻撃的なビットと合わせます。極端なスピードは必要なく、コントロールされた正確な動きのほうが活きます。ラッシュとローラッシュは、押し出す力、コントロール、スタミナを与えてくれるのでとてもよく働きます。
低いコンボで、小さなビットと合わせます。上部で守り、押されたら跳ね返って、フロントのフックで衝撃を返すことができます。
スタミナが良く、ほどよく動くビットと合わせます。傾いて攻撃を受け流す、レールに隠れる、相手をあしらう、まっすぐ押しに行く、といった動きを切り替えられ、その汎用性を活かせます。
05基本コンボ

アイデアはいいです。ラウンドとローオーブで重心を下げること。問題は、ラウンドが床に擦れやすく、スタミナもあまりよくないことです。さらに4-55も擦れやすく、ローの低い高さだとなおさらです。そのせいでうまく傾けられず、ディフェンスが限られてしまいます。しかもこのラチェットはとても軽く、押し出す力を弱めてしまいます。要するに、アークが本当の長所を見せられない組み合わせです。
06コンボ
純粋なディフェンスコンボです。反動が小さいので攻撃を跳ね返すのに優れていますが、それはスタジアムの端を避けて、最初に大きく傾けられた場合に限ります。それでも場外に出されるリスクは残りますし、スタミナを最大にするにはいいバランス取りも必要です。
攻撃的なコンボで、相手を押し出すのがとても得意です。ローラッシュの最初の傾きのおかげで、相手の勢いを跳ね返してから攻めに行くこともできます。
カウンターディフェンスのコンボです。1ははね返ってスタジアムのくぼみから抜け出すのに役立ち、場外のリスクを抑えます。しっかりしたはね返りを生み、CXにしてはかなりコンパクトな構成を保てます。
攻撃的で回避的なディフェンスです。ウィールは高さがあっても押し出す力を保ち、レベルは動きに大きな汎用性を与えます。状況に応じて回避も攻撃も、その切り替えもできます。場外のリスクは残りますが、目を見張るほどの安定感があります。
なぜそうなるのか?
『Blader's Path』(英語の本)が順を追って解説します:ベイの物理、コンボの組み方、テストのやり方。
本を見る07入手方法
商品を表示 3
Takara Tomy 2
- CX-02 WizardArc R4-55LO
- CX-00 WizardArc R4-55LO Metal Coat: Black
Hasbro 1
- G1679 Arc Wizard R 4-55LO











